人生100年と言われている今、50歳から終活を始めるのは少し早すぎると思われるかもしれません。
しかし人生には何が起きるかわかりません。もし自分や家族に何か起きた時、困らないように準備する必要があることをこの本は示してくれています。特に現在の高齢者の終活と50歳からの終活が異なる点はデジタル遺品の有無です。
思いがけない年齢で家族を亡くされた方が、残されたデジタル遺品の片付けに困ったと聞いたことがあります。そういった事態にならないように何をすればよいか、また写真の整理やエンディングノートの書き方などをパソコンやタブレットを使った方法で教えてくれています。
「50歳から始める」とはそういう意味かと気づきました。今の一歩一歩を確認しながら生きていくために50歳からの終活は必要だなと感じさせられた一冊というのがこの本を読んだ書評です。