遺品整理のポイントは大きく二つに区分されます。一つはその遺品の持つ経済的な価値の問題、もう一つは経済的な価値ではなくいわば内面の心の問題です。
その遺品のなかに芸術性の高いあるいは希少価値があって、経済的に高価な値がつくものは、相続人の間で誰が相続するかひいてはその評価額によって相続税の問題が生じますので取り扱いは慎重にします。
また、残された物のなかに故人が遺贈先を決めていたり約束していたものは、遺志を尊重して希望にそうようにします。もう一つの問題は遺族や親しかった人の心の問題です。
遺品の中には故人がとても大切にしていたもので故人との思い出の品があるので、それらは欲しいと望む人にあげれば故人の供養にもなることです。