棺桶のサイズは多くの場合葬儀屋が故人の身長と体重を聞いた上で決めますが、身長ギリギリの大きさを選ばないようにしています。
亡くなって死後硬直が始まると、足のつま先が伸びて背伸びした状態になります。その上頭頂部と棺桶の内壁に隙間がないと窮屈に眠っているように見えるので、頭頂部とつま先に隙間を設けてゆとりを持たせ実際の身長より15㎝ほど大きいサイズを選ぶことにします。
近年は日本人の体のサイズが大きくなってきているので、地方の古い火葬場では火葬炉が小さいために棺桶が入らないことがあります。
故人の膝を曲げて足を交差させあぐらをかくような形で全体の身長を抑える方法もありますが、本人も家族も葬儀屋が火葬の前に納棺のやり直しをすることがないように火葬場のことを気にした方が良さそうです。