人生の終末期付近に行なわれる終活に、エンディングノートを使用する方法があります。
エンディングノートとは病気になった時に希望する治療の扱いや遺産の相続など、個人の希望を記載するためのものです。
高齢化の影響により認知症や体の衰えで存命中に意思の疎通が困難になる問題に対処する為に、事前に意思を整理して記録に残す事で、個人の意思を尊重させる事や家族が混乱するのを防ぐ事を目的としています。遺言書との違いは遺言書が死後の扱い中心に記述しているのに対して、エンディングノートの記載内容は存命中の扱いも対象にしていることで、法的な効力もないので扱いには注意が必要です。
法的な効力を持たせたい場合は、法律の定める通りに正式に遺言書を作成する必要があります。