「終活」『僕の死に方 エンディングダイアリー500日』の書評

一般的には終活をする方のイメージはと言えば、年を取って段々に衰えて死に至る以前、自分が旅立つ前に後に残された家族などに迷惑が掛からないように後始末をする気持ちを持った年齢を重ねた方だと思います。

ところがこの本の作者は脂の乗り切った中年期に差し掛かったばかりの年代で、仕事は順調、愛する家族もいる方ですから普通なら自分の後始末どころかこれからが人生の勝負どころだったと言っても過言ではありません。

突然の不治の病に冒されたところからこの書物を書き記すことになり、自分の人生を振り返ることになります。

臨終までの日々を見事に生き抜いたと書評にもあるように、人は生まれた瞬間から死へ向かって行くからこそ一日を大切に生きようと思わせる一冊です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トップ記事

  1. 遺品整理はどうするか
    遺品整理のポイントは大きく二つに区分されます。一つはその遺品の持つ経済的な価値の問題、もう一つは経済…
  2. アルバム整理はどうすれば良いか
    故人のアルバム整理は親しかった場合ほどどうすれば良いか悩みがちです。故人の思い出の品としてとっておき…
  3. お墓は必要か否か
    近年ではお墓を守っていくことが自分の子孫に大きな責任を負わせるようで大変だからとか、あるいは独身で家…
PAGE TOP