樹木葬とは墓石の代わりに樹木を墓標に見立てて、その根元に納骨もしくは散骨する埋葬形式です。
21世紀に入ってから徐々に注目されるようになり、都市部の墓地不足解消の決め手にもなることから寺院や霊園で樹木葬区画を新設するケースも目立って来ました。
従来タイプの墓所と違って子孫に供養や管理の負担をかけずに済むことと、墓地を手に入れる上で最も費用がかかる墓石が不要という点から選ばれやすくなっています。新しい形式の墓所ということで、墓標とする樹木の種類や納骨か散骨かといった埋葬形式の違い、管理の年数など施設ごとにかなり違っており、費用に差があることも認識して選ぶ必要があります。
近年では庭園美にこだわったガーデニング霊園なども人気を呼んでおり、樹木葬の進化が続いている状況です。