お亡くなりになった人を自宅に安置するとき、棺桶(故人の頭部)を北の方向に向けて設置するのが一般的です。
これを「北枕」と呼びます。自宅の立地条件によっては北向きの設置が難しいかもしれませんが、厳密に北へ向ける必要はありません。なお、この習慣は仏教の葬儀形式で、別の宗教では用いられないこともあります。
また、仏教でも宗派や地域による違いがあるかもしれませんので、年長者や葬儀業者に相談するとよいでしょう。棺桶を自宅内に運び入れたり、葬儀会場や火葬場へ運び出すときは複数の男性に協力してもらう必要があります。故人が一般的な体型の成人の場合、6名前後の男性が必要です。
親族や知人の男性を集められない場合は、葬儀業者に相談しましょう。