日本との文化や宗教観の違いから、アメリカでは所謂先祖代々続くお墓というものは殆どありません。
従って基本的な形式としては生前に個人としてお墓の契約を結んで置き、死後はその内容に従って家族が墓石を建てるというのがアメリカのお墓事情となります。
このような背景に加え、定期的にお墓参りをするといった風習も基本的に無いという特徴があります。それ故に墓石は一面の芝生の場所に設置されるケースが多く、多くの墓石が固まって配置される事から公園墓地の形式を摂っている事が一般的です。
墓石に故人の名が刻まれたりするのは日本と変わりませんが、個人墓である事からその人が生前にどのような人であったかを示す文章等が併記されるケースが見られるのも、アメリカのお墓事情の特徴と言えます。