このところ、終活とか人生の仕舞い方とかについてあちらこちらで話題になっていますね。
かつては人が亡くなるとお葬式を済ませ墓を建てて、という段取りが通り相場でしたが、今や人生最後の形は複雑多岐にわたっています。散骨する人たちも、どんどん増えていますしね。
何より、亡くなった人との別れを惜しむひとときを大切にすることが重要視されるべきですね。現代の日常感覚に沿った見送り方を優先していくことが、これからの人生の締めくくり方としてより適切ではないでしょうか。ムダを省いたり身内だけで送ったりということと併せて、故人の生前の想いを汲み取った仕舞い方を考えることが一番に求められます。
シンプルでリーズナブルな人生の締めくくり方を考えることを伝えていることこそ、この書物に対する正当な書評と言えます。