「終活」アメリカの仏壇事情

アメリカは文化的にはキリスト教の影響が強く、且つ定期的に先祖を弔うといった習慣も一般的では無い傾向が見られます。

人種や信仰する宗教が多彩である事から土葬を行う事が多いという事情もあり、遺灰すら保管されないケースも少なくありません。

更にキリスト教の一派であるプロテスタントでは厳格に偶像崇拝を廃しているので、尚更に家庭での仏壇・祭壇の設置は為されない事になります。設置されない場合、弔いの場としての仏壇・祭壇の意味合いは教会が代替するような形になっています。

逆に設置が為されるケースでも、比較的簡素で小型なものとなるのがアメリカの仏壇事情と言えます。宗教観を反映して十字架が飾られたり、遺灰・遺影が飾られるケースは見られます。

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