仏壇に御供えする湯呑は、仏様ののどの渇きを癒して頂くためにお茶やお湯を差し上げるもので、仏具の中の大切な一つです。
仏具店では茶湯器、茶器、湯茶器、湯呑みなどよばれています。選び方に決まったルール等なく、ただ伝統的な湯呑は蓋のついた物や台がついたものが主流です。
昨今では小型化やリビングに置く仏壇が主流となってきたことでそれに伴ってお供えする仏具にも変化が生れ、蓋のないタイプの湯呑も多数でるようになりました。浄土真宗など原則として湯呑を用いない宗派もありますが、選ぶ時には仏壇の置かれた部屋が和室等で、伝統的な型の仏壇であれば重厚感あるデザインの、色も黒や紫檀等の色をベースにし茶湯器がしっくり合います。
今風の仏壇で用いるならばモダンなデザインの色も様々ある中から好みの色相の物を取りあわせるのがよいです。