仏壇に何を置けばよいかは宗派によって若干の違いはありますが、共通して置くものは先ず宗派のご本尊を一番奥中心に置きその左右に本山や菩提寺の開山さまのお像又は位牌御影と先祖位牌をおきます。
その前には菓子や果物などの供物、茶湯、ろうそく、花それに香炉等を置きます。茶湯は新しい熱い、湯気の昇るのが尊まれもしくは浄水をささげます。線香立てを別に置くときは香炉の奥に置きます。
仏壇の前にはりん、木魚、経本を正しく置いた経机を置きますが、仏壇に本尊や故人を祀るには、目のあたりにあるがごとく敬虔な心でお仕えすることが肝要で、仏を供養することの意味は一つは仏様に供え奉り、二つにはその功徳によって供養する自分も仏にまで育て上げ養いあげることであるので真心をもって御供えすることが大切です。