一般的に昔ながらの仏壇の色は黒です。外側が黒で、内部には黒塗りの漆の上に金箔を張ったものも高級品では一般的です。
こうした黒塗りで観音開きの仏壇は、いかにもと言った外観で、最近の住宅の内装とは、マッチしない場合も少なくありません。
そんな時には茶色系の和モダンの仏壇を選ぶのがお勧めです。薄いベージュ系で木目を活かしたものから、比較的濃い茶系のものまで、最近では色の種類が多数用意されています。仏壇の備品としての花立、線香立て、水入れ等も和モダンに合わせてセンスあるデザインや色を使用したものも増えています。
あくまで宗教上のものであり、仏画等を祀る仏壇には、それなりの品位は必要ですが、それでも黒や黒と金の組み合わせに固執する必要はなく、時代背景により、少しずつ変化しているのが現実です。